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ドクターKのこだわりコレクションをご紹介します。

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私は、毎年誕生日を迎える頃、自分の「人間ドック」をしています。

生活習慣の改善を患者さんに指導すべき立場であるにも拘らず、恥ずかしながら、自ら運動不足による体重の増加が赤信号となっており、やはり心配なのはまずメタボ関係の検査。もう1つ、今年知命を迎えた日本人としてやはり胃ガンが気になるとろで、毎年この時期になると胃カメラ検査を「しています」。

ここで「受けています」ではないことにご注目。そう、私は自分で胃の検査を「しています」。意外に思う方がいらっしゃるかも知れませんが、鼻から挿入するタイプの内視鏡であれば可能です。胃カメラといえば「苦しい」「もう2度とやりたくない」というのが風評かと思いますが、経鼻胃カメラは違います。検査中の「ゲーッ」という嫌な反射がほとんどありません。

実は胃カメラも太さや孔の数の異なる計5本を収集していて、目的に応じて使い分けをしています。今回自分の検査に選んだのはEG-1840というタイプで、極細いカメラでありながら十字方向に頭を動かすことができます。

胃の消泡薬を飲み、左の鼻腔を麻酔薬で軽く麻痺させ、さあ検査スタート。



ほとんど違和感もなく鼻腔を通りのどへ。いつもはここで患者さんに「つばをごくっと飲んでください」といいますが、今日は自分でのどの力を抜いて「すっーと」と食道の入り口を通過。そのまま一気に胃の中へ。

前夜食べた食べ物が少し残っていましたが、まあまあの前処置。そのまま十二指腸の方に向かいます。昔の潰瘍の痕を確認し、今度は胃のチェック。胃の下の方は少し萎縮があるがこれは昔いたピロリ菌の名残り。その後ヘッドをアップにしてカメラを半回転、胃の上部が見えてきました。体上部の前の壁にいつもの小さなポリープを確認。その後、カメラを直線に伸ばして一度下に戻り、そのままヘッドをくるくる回しながら体部の全周をチェック。よかった。特に問題なし。

そのままカメラをゆっくり引きながら食道をチェック。こちらもOK。

鼻の穴を傷つけないようにゆっくりとカメラを引き抜き、無事終了。カメラが鼻に入ってからここまでおよそ4分弱。まあまあ、の出来でした。

物珍しそうに横で観ていた新しいスタッフも唖然としています。

本当に経鼻胃カメラは画期的。日本で行われている人間ドックでも胃バリウムがどんどん経鼻胃カメラに置き換えられているというのも頷けます。「胃が痛い」などの自覚症状があるならば、辛い検査でも我慢できるかもしれませんが、健康診断が目的ならできるだけ楽に検査を受けたいですよね。

Dr K
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プロフィール
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ドクターK
性別:
男性
職業:
開業医
趣味:
コレクション
自己紹介:
日々の外来診療の傍ら、周囲の目に隠れて密かに集めたこだわりのコレクション。未視聴、未読のCD、DVD、本の山に囲まれながら、人生の残り時間を考える毎日。
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